
最新作『ディス・イズ・ハプニング』がユニットとして最後のスタジオ作品になると公言していたLCDサウンドシステムは案外もう1枚アルバムを作れるかもしれないことを明らかにした。
LCDサウンドシステムのジェイムス・マーフィーは、ある程度の範囲内なら、これからもユニットとして音楽を作っていくことになるだろうとクワイエタスとのインタビューで認めた。
「これからも音楽を作っていくだろうけど、ツアーをやるとなると、全員が世界各地に住んでいてそれぞれにまったく違う生活を送っているだけに本当に大変でしようがないんだよね」とジェイムスは説明する。「けれども、これからもぼくたちはLCDサウンドシステムとしての音楽などいろいろ作っていくつもりだよ。ただ、昔みたいに、これが自分たちの生活のごく一部だった状態に戻らなきゃならないんだ。これが自分たちの生活のすべてっていうんじゃなくてね」。
さらにジェイムスはこう続けた。「12インチのリリースとか、そういうこともこのままやっていくよ。とにかく、今のような大げさな状態からちょっと離れたいんだよ」。
その一方で、最新作は最終作になるのかと訊かれて、ジェイムスは新しいアルバムは可能性としてありうると語っている。
「確かに最新作は最後のはずだったんだけど」とジェイムスは説明している。「でも、ぼくはこれからも音楽をやり続けるつもりだからね。ぼくたちで、アルバムをもう1枚作ることだってありうるし。とりあえず、プロとしての制作サイクルみたいなところから降りたいんだよ。だから、プロとしてツアーをすること以外だったら、どんな可能性だってありうるよ」
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