現在、新作制作中のザ・キラーズだが、ドラムのロニー・ヴァヌッチはもっとギターがヘヴィーに打ち出されたアルバムになるだろうと語っていて、スチュアート・プライスをプロデューサーに迎えた2008年の前作『デイ&エイジ』とは違うサウンドになると明らかにしている。
「次のアルバムだはもっとギターを鳴らしてるんだ。もういい加減にそれくらいさせろよって感じだよね」
さらに近々スタジオに入る予定であることも次のように語っている。「10月にナッシュヴィルでレコーディングを始めるんだ。誰にプロデューサーに頼むかはまだいろいろ話し合ってる状態で、今ははっきりとは言えないんだよね」。
「もちろん、いろいろ考えてる人たちはいるんだけど、その具体名を今言っちゃって、誰かを怒らせるわけにもいかないんだよ。先月はかなりいい感じのキラーズ用の曲を書いていて、すごいキテる感じなんだ。今度のレコードに関してはほんとにぼくは楽しみなんだよね。すごいいい音のアルバムになるよ」
また、キラーズの活動休止中に自身のサイド・プロジェクトであるビッグ・トークとしてのレコーディングを行ったロニーは、ビッグ・トークとしてのイギリス公演を今月控えているが、その抱負を次のように語っている。
「もういつもすごい緊張するんだよね。担当する楽器にかかわらずね。でも、そういうことも必要だし、それが気合いを入れてくれるんだ。なんかさ、声のピッチとか上がっちゃうわけで、そういうところがいいんだよね」
さらにロニーはビッグ・トークのライブは充分チケット代に見合うものになるだろうとこう説明する。「すごいファッキン楽しませてもらうつもりだよ。これは大宴会だから。それ以外にもいろいろ楽しみにしてることがあるんだ。まるまる1日かけてウィスキーの醸造所の見学もする予定だし」。
なお、好調なセールスを見せている『Big Talk』についてロニーはこう語っている。「きっとロックンロールだからだろうね。最近のアーティストにはさ、曲がいいかとか、やってて楽しいのかとか、そういうことよりもヘアスタイルは決まってるかとかそういうことばかりに神経がいっちゃってる連中とかいるからね。でも、これは正直なレコードで、本当にピュアだから。なんか大げさなことを言おうとしているところは全然ないし、今はまさにそういうレコードが必要とされてるんだよ」。
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